手術室ではとにかく自分の名前を沢山言います。
いよいよ手術室。
髪の毛をまとめて、病棟の看護師さんから手術室の看護師さん達にわたしを受け渡されます。
一つ目の扉を通った先にまた扉があって、そこから手術室の看護師さんが現れました。
「お名前と性別、手術する場所を教えてください。」
「此花木野美、女性、子宮筋腫の腹腔鏡下核出手術です」
「確認が取れました、こちらへどうぞ」
という流れになります。
手首にも自分を表すためのタグがつけられているのですが
万が一の間違いを防止するためのものらしいです。
確かに、全然関係ない手術をされたら怖いしね。確認って大事。
手術室の中の手術室も部屋がたくさん!
緊張&あんまりキョロキョロできなかったのですが、
部屋の中は大きな事務室のような雰囲気。学校とかそんな感じ。
私の通された手術室が4番目の部屋だったので、
少なくとも4つ以上の手術室があって
それだけの手術が同時に行われているってこと?
大病院ってすごいな~!!!!(ここだけちょっとテンションが上がりました)
自分が受ける手術の部屋には既に先生たちが!
部屋の中心には小さめのベッド。
そして数人の先生たち…
執刀医の主治医の先生と、腹腔鏡下手術を得意としている先生。
麻酔科方や手術のサポートを行う看護師の方々。
名前を教えてくれたのですが、
みんな手術着だし頭もキャップを被っているし
内心(誰が?誰って????全然覚えられない)ってなりながら
「よろしくお願いします」
だけ伝えました(笑)
小さめベッドはじんわり暖かくて麻酔は一瞬
スリッパを脱いでベッドに寝転ぶとポカポカ暖かかったです。
ベッドは細身でかたいけど、暖かさはエステサロンのほんのり暖かいベッドのような感じです。
ちょっとリラックス。
でも、酸素マスクをつけられたり色々準備されていると
麻酔はいつくるの???
酸素マスクをつけられたという事はもう麻酔がかかるの?
え?こわ…とか思っていたら、
麻酔科の先生にまだ麻酔出てないよーと言われました(笑)
余程おびえているように見えたのか、手をさすってくれたのはとても安心…
安心して目を閉じていたら、
「……ん」
「……さん」
「聞こえますか」
「木花さーん」
ハッ
わたしとした事が!寝ていたとは。(ところで、麻酔はまだって言ってなかった?)
「無事に終わりましたからね」
「ご家族には連絡してあります」
「出血は800ミリありました。自己血(400ミリ)を使用しました」
自己血分が足りなかったら輸血されるのかと思っていたから一瞬ヒヤッとしたけど、良かった。
手術を受けることを良くワープしてきます!って言うけど、本当にワープした感じ。
時計を確認したらほぼ19時。
その後父にLINEしたら、18:30くらいに病院から電話があったとのこと。
…つまり、
手術の時間は5時間くらいで
+30分くらい私が一人で( ˘ω˘)スヤァってしてたってこと?
なにそれ恥ずかしっ。
手術の際の麻酔がまだ残っているので、
部屋に帰ってきたときはまだ痛みは特に感じず割と元気でした。
個人差があるとは思いますが、強いて言えば頭がぼーっとする…くらいでしょうか。